さいあくです。
やってしまいました。
なにがって?けんかですよ。けんか。
恋人と喧嘩してしまいました。
僕たちの古くからの友人同士であれば、「おいおいまたかよ」って思うかもしれません。
なにしろ、ぼくたちは、何度も別れては復縁してを繰り返してきたからです。
しかし、今回ばかりはダメかもしれないです。
LINEも電話も全部ブロックされているし(確認したわけではないけど、するって言ってた)ほぼ完全にこっちが悪いし。
もうあきまへん。
つらいです。
何にもやってられねえよ。って気分になります。
じっさい、出て行った直後には僕はしくしくと泣き出し(というか出ていく準備をしているときから泣いてた。女々しいいいいい。)、2時間ほど茫然自失としてしまいました。
つらいです。半端なく辛い。部屋から色が消え、グレーになり、「人生でもっとも大切なものを失ってしまった。このまま死んでしまいたい」と思いました。(失って初めて気づくだなんてよくいいますが、自分もそれをしてしまうとは。本当に愚かで嫌になりますね。)
それでも!ぼくは思ったのです。
このまま茫然と時が過ぎ去るのを待っていても、なにも変えられない、と。
恋人と喧嘩したとき、僕はこれまで、ただ茫然と自暴自棄になって、向こうから誤ってきてくれる機会を伺うだけでした。いつも歩み寄ってくれていたのは恋人からでした。
僕から謝ったこともありましたが、そのときも、土下座したり、お菓子をかっていったりするだけで、「自分の行動をどう変えるべきか」という点にフォーカスしていませんでした。(まぁ、それでも少しずつ悪いところを変えていってはいるんだけどね。)
とにかく、これまでの僕の最大の問題点は
根本的な問題を特定すること
と
それをどう解決すればいいか考えること
ができていなかったということです。
それでは今回それができたのかと問われると、答えに困ってしまいます。なぜなら、まだ現段階では、マインドセットを得ただけにすぎないからです。目に見える形で行動の変化が出るかどうかは、今後、これから人と関わっていく過程を経なければわかりません。
とはいえ、これまでの自分と比べて、喧嘩の後の過ごし方が、明らかに違ったと言うことは断言できます。
スケジュールで説明しましょう。
自分の家で、遊びに来てくれていた彼女と喧嘩したと仮定します。
これまでの自分
15:00喧嘩する。彼女が出ていく。
15:00ー16:00泣き喚く。自暴自棄になる。
16:00ー19:00布団を敷く。〇〇〇〇を見て、〇〇〇〇にふける。
19:00−23:00横になって、スマホでひたすら対戦ゲームをする。
23:00 ご飯を食べていなかったことに気づき、コンビニへ。二郎系ラーメンと、レッドブルを買う。
23:00帰宅して二郎系ラーメンを温めて食べ、酒を飲む。ラーメンを食べながらゲームをする。
26:00 風呂に入っていないことに気づくが、全てがどうでもよくなり寝落ち。
翌16:00 外が暗い。とりあえずゲームの続きをする。
23:00 ご飯を食べていなかったことに気づき(以下略)
このような感じです。
はい、はっきり言って「終わってる」ですね。
では今日はどう過ごしたのかといいますと
今日の自分
15:00喧嘩する。彼女が出ていく。
15:00ー16:00すすり泣く。自暴自棄になる。Microsoft Wordで歌詞を書く。
16:00ー18:00ネットニュースを見たり、Youtubeを眺める。
18:00 なんかやばくね、これじゃ今までの自分と同じじゃね?と気づく。
18:00ー19:00 一人反省会。A4ノートを用いて、悪かった点などを洗い出す。
20:00 思考を再び整理するためにブログを書く。
こんな感じで過ごしたわけです。
1番のポイントは、18:00ー19:00の一人反省会ですね。
実際のA4ノート見せましょうか?どうせ誰も見てないし。
こんな感じです。
はちゃめちゃに頭悪そうな文字ですね。
はい、メンタルが軽くやられていたので、小学生並の知能レベルになってしまっていました。平仮名も多用しています。
反省帳の流れは4部構成になっています。こんな感じです。
①相手から言われたことを書く。
↑
②言われたことの深堀り
↑
③思考の発展
↓
④変えるべき点の特定と実践方法の考案(次ページ。写真はない。)
で、最終目的は、「自分の行動を、よりよく変えること」です。
自己嫌悪に陥らず、冷静に行動を変えられる思考の型を突き詰めたらこのようになりました。
はい。
まずは①
「相手から言われたこと」を書く。
ですね。
相手から言われたことをそのまま書いてもいいですし、落ち込んだ状態で、自分のだめだったと思うところを素直に書いてもいいです。
自分の場合は、相手から喧嘩の後にメッセージで送られてきたことをそのまま書き込みました。
・「お金がないのに無駄遣いする」
・「自分でスケジュール立てて頑張れない」
はい。ここから次の②「言われたことの深堀り」に移ります。
ここでは、相手の言ったことを、いったん批判的に見てみます。
具体的には、
・相手が言ったこと(自分が直感的に思ったこと)は、本当に自分にあてはまっているだろうか?
と言ったことを、感情に任せずに、事実ベースで冷静に考えることです。
今回は「お金がないのに無駄遣いする」ということでしたが、これを批判的に見てみます。
・普段から無駄遣いしているのか?
という目で見ると、ふだんは節約しているはずです。それは、ほぼ貯金ゼロの状態だったところから、半年で数十万円の貯金を貯めることができたことからも推測できます。これは普段かた無駄遣いをせずに倹約して、計画的にお金を貯めたからこそできたことです。
喧嘩の前日に、沢山使ってしまった、というだけです。
このように、冷静に見てみると、相手の言っていること(自分が直感的に思ったこと)は、必ずしも自分の全てを言い表しているわけではないということが分かります。
気持ちが昂っているときには、(自分も含めて)その人の悪いところを見つけると、それがその人がいつもそうであるかのように見えてしまうものです。
内向的な人の場合には、見つけた自分の悪いところが頭の中をぐるぐると回ってしまい、自己嫌悪の負のスパイラルに陥ってしまうことがあります。
だからこそ、言葉を心に侵入させる前にストップをかけて一旦、冷静に見てあげることが大事です。そうすることで、自分の心を必要以上に傷つけずに、相手の言葉ときちんと向き合うことができます。
また、そうすることで、「相手の言葉をよりよく理解すること」にあります。
言葉は有限です。ですから、全てを表現し切ることはできません。だから、言葉で言われたことや、自分が思いついたことを信じ込みすぎてはいけません。まともに正面から受け止めて傷つき、自己嫌悪のスパイラルに落ちては結局何も変えられません。
だからこそ、何が本当にダメだったのかを、まずは客観的に捉えてあげることが必要なのです。
次が③思考の発展です。
ここでは、②を発展させて、本当の問題を冷静に探求します。
私の場合であれば、「怒りの源泉は、相手が言った言葉とは別のことに(あるいは、相手が言った言葉に加えて、さらに別の原因も)あるのではないか?」
といった観点で考えました。
そうしたところ、「お金がないのに無駄遣いする」ことが相手を怒らせてしまう理由となったのは確かだが、同時に「優柔不断で、決めかねていたところ」も原因ではないかと思い至りました。
ここで余談ですが、人の怒りが爆発するときは、だいたい、長期にわたってストレスを抱えた状態で、急激に大きなストレスがのしかかったときであると思いました。
くっそ雑な図ですが、下が風船、上が石です。風船は、爆発する前の心の状態を表しています。これは「長期のストレス」をため込んで大きくなります。長期のストレスは、日常的に何かのストレス原因に接することによる慢性的なストレスとでもいいましょうか。
そして、上の石の大きさが「短気のストレス」の大きさを表しています。
人の怒りが爆発する時は、長期的なストレスが大きくなったときに、短気的に大きなストレスがかかった時だと思います。
世の中の旦那さん達からは、妻から喧嘩になった途端に「あなたはいつもそうよ!」と、普段言われていないことを急に言われて、ギョッとなるという愚痴がよくこぼされますが、
「だったらなんで早く言ってくれなかったんだよ」って思うかもしれませんが、我慢してくれているだけありがたいとでも思うしかないかもしれませんね。また、自分も相手に対するイライラを溜め込んでいないか振り返ってみてもいいかもしれません。
っと、余談になってしまいましたね。
本題に戻します。
上記に説明したような過程で怒りが爆発する時、人はどうしても「短気的にかかる大きなストレス」に気を取られてしまいがちです。
だから、まずは直近の相手の悪かったところをいろいろと言います。そのあとで、普段の悪いところを言います。
言われている側からすれば、これは誤解をしてしまう可能性があります。
直近の自分の悪かったところについては身につまされて、反省する気になりますよね。他方、普段の悪いところに関しては、別に今回の原因じゃないから、いちいち言ってくるなよ、って思うかもしれません。しかし、それが実際には原因となっていることも多いんですね。
長くなってしまいましたが、喧嘩になって、反省しようとするときには、自分が普段相手にストレスを与えていないか?も考える必要があるってことです。
「優柔不断で、決めかねるところ」は、面と向かっては言ってくれてはいたものの、メッセージでは言われていなかったことです。私は、落ち込んでいる最中に送られてきたメッセージの文面に気を取られるあまり、この短所を見過ごすところでした。
んで④。以下の2枚です。
ここではまず、③で気づいた「優柔不断で、決めかねていたところ」を、相手に口頭で伝えられたことなどをもとに、さらに具体化してみました。
そうすると、「気にいらないと思っているときに露骨に顔に出る」こと。
そしてさらに具体化してみると「気にいらないと思っているときに露骨に顔に出ている。それにもかかわらず、取り繕おうとして無理に相手に合わせようとすることで、相手に顔色を窺わせてしまってストレスを与えている」ことだとわかりました。
要は相手からすれば「気に食わないならはっきり言えや」状態だったわけですね。
これをもとに、変えられるところ、変えられないところ(変えるのが難しいところ、変えても問題の解決に直接的に繋がるわけではないところ)を考えました。
これを考えるに当たっては、どのようなことが相手の怒りの直接的な原因となっているかから逆算して考えてみました。
今回、僕が相手に与えていたのは、「相手が口に出していなくても、いちいち顔色を窺って気持ちを察してあげなければならないことによるストレス」でした。
ですから、このストレスを軽減するためにできるべきは、なんでしょうか?
「気にいらないと思っても、我慢して、顔に出さないようにすること」でしょうか?
これまでの自分はそう考えていました。相手から、「ここが悪い」と言われているのだから、それを変えよう、と。
しかし、残念ながらそれでは解決しません。
変えるべきは「気にいらないと思っているにもかかわらず、取り繕おうとして無理に相手に合わせようとするところ」
です。
だって、自分が本音を言わないから、相手に顔色を窺わせてしまっているのですから。
だから、ここを変えなければいけません。
どのようなことをするかと言うと「気にいらないと思ったら、正直に言う」
ことです。
そんな単純なことかと思うかもしれませんが、これが意外とむずかしいものなんですよね。
とはいえ、これだけでは半人前です。なぜなら、気に入らないということを「伝える」だけで終わってしまうからです。
本来の目的は気に入らないということを「伝える」ことではなく、「自分の好みではなくても、相手と譲歩しあって結論を出してよい関係を気づく」ことだからです。
だから、あまり好みではないけど「『今回は』相手に合わせるよ」と言うべきだと思います。例えば「前回俺の好みに合わせてラーメン付き合ってくれたよね。だから今回は君の行きたいイタリアンでいいよ。」と言った感じです。
これで相手が合わせてくれたことや、尽くしてくれたことを覚えていて、相手といい関係を気づくために、譲歩しあおうとする姿勢を持っていることが伝わります。
具体的なシチュエーションや行動の基準、セリフまで考えることで、自分の「行動の変化」や「実践」を行うことができます。
(余談ですが、気づきとして「無理していぇすまんするのは幼さの表れ」って書いてありますが、いい言葉ですねぇ。)
まぁこんな感じです。今回は1つだけ例にあげて説明しました。
反省の流れは応用できると思うんで、こっから他の反省点にも応用していきたいと思います。
失った信頼は取り戻せない可能性のほうが大きいと思いますが、人間、やることやらないと変われねーので。
がんばりまーす。
(P.S.)これ書いてる途中に連絡きました。自分がノートで分析したこと以外にもまた追加でいろいろ言われました。「喧嘩終わったのに、いちいち追加で傷つけるようなこと言ってくんなよタコ」と思うと同時に、なんかいろんなことで相手を傷つけてしまってたんだなーと思ってめっちゃ反省しました(案の定、軽くメンブレもしました。でも記事書いてるとれいせいになれまひた。はてなブログまじでありがとう。)。
いろいろとイラつくし言い返してやりたいこともありますが、向こうの言っていることもある程度正しいんで、きっちり受け止めつつも、傷つきすぎないように適度に心の距離をとって、冷静に行動を変えていきます。
それが「大人」の対応だと思うんで。
そんで、やることやっていって、相手が別れたことを後悔するくらいの男前になりたいとおもいやす。乙!