漠然とした不安

漠然とした不安は、挙げていけばキリがない。

芥川龍之介は「漠然とした不安」で死んだ。なぜ?

漠然とした不安に耐えきれなかったのだろうか。

本当に「漠然とした不安」が理由で死んだのか?

それはどこに書いてある?

今調べたら、『或旧友へ送る手記』という作品の中で、「唯ぼんやりした不安」と記しているそうだ。読んでみよう。

 

この記事おもろ。

https://ddnavi.com/review/722118/a/

 

芥川龍之介ともあろうものが、ぼんやりとした不安という表現をする筈がなく、その真の理由は創作力の衰弱への不安と仮定すれば説明がつく。

興味深い説だ。

 

日本人の幸福感に与える影響力は、所得や学歴よりも「自己決定」ができるかどうかが大きいそうだ。

思い返せば、「自分で決断した」という意識が強い人は幸せそうだし、自分も、自分のやりたいことを決めてやっているときは活き活きしていると思う。反対に、何かを他人に行わされている時には、不安に感じる。それは客観的にそうであるときにもだが、主観的に、何か、自己の行為が、他者の行為に規定されていると感じる時もそうだ。たとえば、文章を書いているときに、この文章をどう書けば分かりやすいだろうか、と考える。そして、他人がどのように書いていただろうかと記憶を辿り、実際に他人の書いた文章がある場合にはそれを見て、真似してみようとする、しかしその瞬間に、ギプスをされたような違和感が生じる。

正直、気にしすぎだと思う。しかし、現にそう感じてしまうのだから仕方がない。

 

外国人ならどうなんだろうな。

 

漠然とした不安はあるが、目の前のことをやっていくしかないな。